今回、準備したものはどこでも入手出来るものばかりです。
古い塗装をはがすための、サンドスポンジと、補修用スプレーペイント(アクリル系)(ベース色、クリアー)です。
(リンクはアマゾンの情報です、商品詳細、価格、レビュー等々の参考までにどうぞ)
![]() | サンドスポンジ。これはダイソーのもの。今回は、#46、#120、#240の3種を用いました。洗えば再利用も可能な様ですが今回は使い切りにしました。 (この写真は使用済みのものです。) その他汎用のサンドペーパー |
![]() | 今回の塗料はホルツのカーペイント |
車の色の情報は、 ◎エンジンルームのバルクヘッド周辺 ◎フロントドアのヒンジ部分の周辺 ◎フロントドアのドアキャッチの周辺(Bピラーの周辺) 等にシール、銘板等で表示されていますので、それを参考にどの色のペイントを使用するか決めます。 |
![]() バルクヘッド部の表示例 |
車の塗装関係の市販品の例
銘柄 | 適用品種(ホルツ) | 適用品種(ソフト99) |
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![]() ホルツ カーペイント ソフト99 ボデーペン |
トヨタ用 ニッサン用 ホンダ用 マツダ用 三菱用 ダイハツ用 スズキ用 クリアー ウレタンクリアー 一般全品種 |
トヨタ用 ニッサン用 ホンダ用 マツダ用 三菱用 ダイハツ用 スズキ用 クリアー ウレタンクリアー 一般全品種 |
※上記のリンクから見つからない場合は、検索条件に直接、色番号を入力すると出てくる場合があります。
参考までに、小傷の修復用のタッチアップペンの一覧もあげて起きます。
銘柄 | 適用品種(ホルツ) | 適用品種(ソフト99) |
---|---|---|
![]() ホルツ カラータッチ ソフト99 タッチアップペン |
トヨタ用 ニッサン用 ホンダ用 マツダ用 三菱用 ダイハツ用 スズキ用 クリアー 一般全品種 |
トヨタ用 ニッサン用 ホンダ用 マツダ用 三菱用 ダイハツ用 スズキ用 クリアー 一般全品種 |
※上記のリンクから見つからない場合は、検索条件に直接、色番号を入力すると出てくる場合があります。
サンドスポンジを用いて、古い塗料を剥がし、新たな塗料を塗るための下地を作ります。
![]() | 車の部品には、必ずその部品の材質が表示されています。塗装する場合も、この表示を参考にしましょう。今回の場合は、PPE(ポリフェニレンエーテル樹脂)とPA(ポリアミド樹脂)の複合材で、耐候性、耐熱性に優れ、オンラインでの塗装特性も良く車の外装材として良く用いられています。 |
![]() | ターボのオイルクーラーの空気取り入れ口の部品は、ボンネットの内外から熱にさらされ、紫外線にもさらされるため、経年変化で塗装が、かなり劣化してきます。 |
![]() | サンドスポンジの番手の小さいもの(#46)で荒削りし、#120->#240で徐々に細かいもので仕上げていきます。完全に平滑にするよりも少しざらついた状態のほうが、塗膜の定着がよくなります。 |
参考までに、車関係の樹脂の使用状況の例を下表にしてみました。基本的に、DIYで塗装する様なものは、設計時から塗装がラインで出来る事が前提な材質です。 どちらかと言うと欧米のメーカーの方がコストカットと軽量化等々のメリットからか思い切りよくパーツの樹脂化を進めている様です。 ただトヨタなどはエコの観点から、イモやコーンのデンプンを発酵して作った乳酸を重合して得られたポリ乳酸樹脂を世界に先駆けて使う姿勢も見せており、技術的に遅れをとっている訳ではありません。(2014/01)
対象 | 使用樹脂の例 |
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ボデイ外板 | ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ナイロン(Ny)、ポリプレピレン(PP)の単体や複合材 |
バンパー | ポリプレピレン(PP)複合材等々 |
内装材 | アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリプレピレン(PP)等々 |
ヘッドライトレンズ | ポリカーボネート(PC) |
各種電気ケーブル被覆 | 塩化ビニル(PVC)等 |
燃料タンク | 躯体:高密度ポリエチレン(HDPE)+ガソリン対浸透バリア膜:エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH) |
フィラーキャップ | ポリアミド樹脂(PA)「ナイロン樹脂(Ny) ※ナイロンはデュポン社の商品名です。」 |
燃料ポンプ | ポリアセタール樹脂(POM) |
インテークマニフォールド | ガラス繊維強化ナイロン(Ny) |