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車内のにおい・・あなたの車内は気持ちいいですか?

車の車内のにおいは体臭みたいな性格もあり、いつも乗っている本人よりも第三者が乗せてもらった場合の方がよりはっきり感じる事が多々あります。
それだけに体臭、口臭の様に第三者の指摘を受けてはじめて、「えっつそんなに臭いの?」と驚く事もありますし、逆に神経質な人の場合は必要以上に芳香剤等を取り付けてそのにおいでかえって環境を悪くしたりすることもあります。
一方、車内のにおいの原因には様々な要因がありその対策も、異なってきます、ここではそれらの車内のにおいの原因とその対策について考えて見ます。 においの種類のよっては健康を害する事にもなりかねず、そのあたりを十分理解して快適な車内環境を作り、維持していくことが大切だと思います。


車内のにおい


発生箇所におい原因
車内の内装材新車のにおいインパネ、コンソール、ドア部内張り材等の元々の樹脂の揮発成分(樹脂を製造する過程で使用された溶剤:例えばアルデヒドの類、ハロゲン化炭化水素の類、MEK等の有機溶媒、エステルの類・・・)、それら内装材の接着剤。一般にこれらを総称してVOC(Volatile Organic Compounds)と呼び、自動車メーカーの集まりである日本自動車工業会(jama)でもそれらを低減する取り組みを進めています。これらについては、家のシックハウスと同様に目がチカチカしたり、気分が悪くなったりします。
エンジンルームガソリン臭、機械オイル臭等基本的に、エンジンルーム内のにおいは室内に入りこみにくい構造になっていますが、においがひどい場合は、外気導入の空気取り入れ箇所(乗用車の場合、主にフロントガラスの下部でボンネットに隠されている箇所の場合が多い)から外気に混ざって入りこんできます。ガソリン臭がした場合、燃料系(燃料ホース、インジェクター、接合部、キャニスター等々)がなんらかのモレの可能性が高く、火災の危険もあるのですみやかに整備工場等で確認してもらう必要があります。
エアコン関係カビ臭、ヤニ臭等エアコンの臭いの原因は主に、室内の空気を加温・冷却するための熱交換器のエバポレーターと呼ばれる部分にカビ等が繁殖することによって発生します。特に夏季は水滴が凝集し非常にカビ等が繁殖しやすく、一旦繁殖すると除去が難しくなります。さらに、特に喫煙していた場合はヤニ等も沈着し、カビと相まって非常に不快な臭いになります。
シート類カビ臭、腐敗臭等の異臭等シートはステアリングとならび運転中に人体に常に接触する部分で、それだけに人体からの汗等の浸透があり汚れやすい箇所です。また、車内での飲食による、食べこぼしの微細な食物のカケラや飲料類による汚染も多くニオイに加えてダニの発生もあり、常に清潔を心がけたい部分です。
フロアーマット類カビ臭、腐敗臭等の異臭等フロアマット類は、靴等から持ち込まれる土、砂、水分、微細なゴミ等が常にあり車内で一番汚れやすい箇所です。またシートと同じく、車内での飲食による、食べこぼしの微細な食物のカケラや飲料類による汚染も多い場所で、同じくダニの発生もあり、シートと同じく常に清潔を心がけたい部分です。
ドア、ルーフ等
(内装材)
カビ臭、ヤニ臭等これらの箇所は間接的に人体からの息、汗の蒸気、タバコの煙等々が長年にわたり少しずつ吸着してそこから臭うようになる場合があります。
窓ガラス類
カビ臭、ヤニ臭等これらの箇所も間接的に長年にわたり少しずつヤニ等が吸着してそこから臭うようになる場合がありますが、表面のみなので比較的楽に除去可能です。