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上手な使い方(基本的な事)

1)置き場所を決める

いざTV等を見ようとリモコンを使おうとしたら、「おや~リモコンどこだ~」と言う経験ありませんか。
案外おろそかにされがちなリモコンの居場所、使うときは便利に使って終わったら、決まったところに戻すのが基本です。決まった場所の決め方には下記のようなアイデアも参考にしてください。

リモコンエリアの表示
置き場所の表示

汎用の収納を使う
既製品のリモコン収納例1既製品のリモコン収納例2

自作(本体、壁等に固定:マジックテープ、マグネット等)
TV本体にマジックテープでリモコンを張り付けた例リモコンの裏にマジックテープ


2)取扱い上の注意(水やほこり対策)

リモコン機器は汎用の安いものから、専用の複雑な機能を持ったものまで様々ですが、ボタン周囲の構造は、そんなに大きく変わりません(スマホ等のタッチパネル形式は除く)。構造的にはゴム製の押しボタンのシートがリモコン基板を覆うようになっており、簡易的な防水、防塵構造になっています。あくまで、簡易防水、防塵なので水をこぼしたり、粉じんの多い環境に置く等の事は避ける必要があります。
防塵、防水対策で良くやられているのは、食品用ラップで巻くとかされています。ラップではあまりにも見かけが悪いと思うならば、適当な大きさのポリ袋に入れる方法もあります。

ボタン(裏面)と基板面 ポリ袋でカバーしたリモコンの例


3)電池のチェック・充電池の利用等

多くのリモコンは一旦電池を入れたら、なにか不具合が起こらない限り、電池は入れっぱなしになる事が多いです。その場合注意しなければならないのは、電池の液漏れ等でのリモコン機器のトラブルです。普段頻繁に使っているTV等のリモコンは、不具合等があればすぐ分かりますが、シーズンによってはほとんど使用されないエアコン等のリモコンは、液漏れ等、電池の劣化には十分に注意・チェックする必要があります。

電池の液漏れで故障したエアコンのリモコン基板  使用済み電池 充電池(例:エネループ)

また、家中のリモコンの電池をすべて合わせると結構な数になるし、その他の時計、デジカメ(普通電池対応機種)も入れると二けたの数になります。そこで、乾電池の代わりに充電池(ニッケル水素充電池)をリモコン用の電池として使うことが考えられます。経済性やゴミの排出量の低減等々を考えたら、明らかに充電池の方がメリットが大きいですが、充電池の特性等を良く考えて使う必要があります。
従来からよく言われているのは、比較的一度に多くの電気を使う器具(モーター、ライト等々を用いる器具:懐中電灯、モーター駆動の玩具、デジカメ・・・)に充電池は向いており、時計、リモコン等みたいに微量の電気を長時間使用するような器具には、過放電現象(ある一定以上(1.0v程度)を超えて電気を放出させてしまうと充電池の寿命が著しく短くなる現象)の事もあり、マンガン乾電池が一般に推薦されています。
確かに数年に一度しか交換しない、時計等には一般的な乾電池の方が精神衛生上もいいかもしれません。TV用等日々使っていて、電池消耗がすぐ気づきやすいものは、充電池でも普通に使えると思います。また、最近のeneloop等の最新のものは自己放電等が少なく、従来ほど気にせず、普通の乾電池の代替に出来るようです。さらに、放電・充電の繰り返しに耐える構造なので、普通の乾電池に比べ液漏れはかなり起きにくくなっています。(ただし、電圧が公称1.2v(通常の乾電池は公称1.5V)と低めなのでリモコンによっては問題が発生する事も考えられます)

上手な使い方(応用編)

1)リモコンの集約

TV、エアコン、照明・・・数えたらかなりの数のリモコンがあり、いちいちリモコンを持ち替えて操作するのは、大変めんどうな事でもあります。手始めには、TVとレコーダーのリモコンの集約があげられます。
それには下記の方法が考えられます

a)機器本体のメーカーを同じにする

単純に、TVとレコーダーを同じメーカーにすると、たいていTV側のリモコンでレコーダーが操作出来たり、様々な機器の制御がスムーズにできたりします。
そもそも、録画機能付きのTVにすれば、最初からリモコンは1個です。

( 各メーカー統合制御システムの名称)
東芝    :レグザリンク
ソニー   :ブラビアリンク
三菱    :リアリンク
シャープ  :AQUOSファミリンク
パナソニック:ビエラリンク
日立    :WOOOリンク

b)学習リモコンの利用

 

この方法は少し手間がかかる場合もあるけど、それさえクリアーすればTV、レコーダー、エアコン、照明等々いろんな機器の操作が1つのリモコンで可能になり、便利になります。


プリセットタイプ(例:ソニーRM-PLZ530D 等)
あらかじめ各メーカーの信号が組み込まれているので、メーカーを指定するだけで使うことが出来る。
上記のa)の各社のリンクに対応。最近はこのプリセットタイプがほとんどです。
手動学習設定も可能
さらに便利な機能としては、マクロ機能があり、リモコンによる連続した押しボタンの操作を、一つのキー一押しで行わせることが出来ます。これは、TV、レコーダー等の複数の機器を使う操作をする場合、非常にありがたい機能です。(マクロ機能は例としたソニーRM-PLZ530Dの機能です)
(例)
TVを見ている時に、TVを外部入力(レコーダー)に切り替えて、レコーダーのメニュー画面を出す場合、通常は1)レコーダーの電源を入れ、2)TVの入力を外部(レコーダー)に切り替え、3)レコーダーのメニューを呼び出す の3つの操作が必要だがこの操作を、特定のキーに設定しておけば、一発でレコーダーが使えるようになる。

ソニー学習リモコンRM-PLZ530D

手動設定タイプ
学習の方法は、対象とするリモコンの投光部と、学習リモコン側の受光部を向い合せて、一つ一つのキーについて対象リモコンのキーを押して、学習リモコンに記憶させてゆきます。学習リモコンのどのキーにどの役割を持たせるかは自由に設定できます。全くの手動設定タイプはほとんど無く、プリセットタイプがほとんどです。
ただ、プリセットタイプでもTV、レコーダー、エアコン等のメーカーが異なる場合は、必要に応じて部分的にマニュアル学習させて使う必要があります。