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車内のにおい・・車内の無臭化(実践編)

車のにおいの対策として、世の中に様々な商品がありますが、それ以前に車を使う上で心がける事があります。
すなわち・・・
◎強いにおいの発生源となるものを、車内になるべく持ち込まない
(タバコは車内のにおいの点では全てをダメにする元凶です)
◎こまめに掃除をする
(週一、月一や洗車時とかタイミングを決めて掃除を行います)

この2点のみ注意をすれば、においに関して車内であまり不快な気持ちにならずにいられると思います。

(芳香剤等の使用はお勧め出来ません。マスキングの考えでは状況を悪化させる場合が多いです。なによりも臭いの元となるものを取り除くのが最善の対策です。)

(表中のリンクはamazonへのもので、価格、レビュー、詳細情報等が調べられます、内容は変わる事があります)

発生箇所におい対処方法
車内の内装材

(活性炭)

(ソーラーファンの例)
新車のにおい元々の素材の樹脂・接着剤等に含まれていたもので、車を使用するにつれて徐々に減っていきます。この新車のにおいと言うものは、感じ方に結構個人差があり全く気にならないどころか、かえって気持ちの良いにおいと感じる人もいます。ただ、タバコやカビといった後から付いたにおいとは違い、素材そのものからのにおいなので掃除等ではなかなか減らすのは難しいです。出来るだけ、素材からの揮発を促進する意味で
◆暑い時期に車を放置し車内を高温にし、そのときに吸着性の臭い消し (活性炭が良い)を多量において置く方法が考えられます。
(太陽電池でファンをまわして車内の空気を排出するアイテム もあります)
消極的ですが揮発性のにおいを出来るだけすみやかに排出するしか手はありません。
エンジンルーム
ガソリン臭、機械オイル臭等運転中等にガソリン臭がしたら、なるべくはやく車を止め、ボンネットを開けてエンジンルームを点検しましょう。燃料系のパイプ、インジェクター等ににじみ等の有無をチェックして、なるべく早く整備工場で点検してもらうことをお勧めします。燃料モレは火災等の重大事故につながりますのでそのまま放置しないようにしましょう。
もし、ボンネットを開けてみてはっきりした燃料モレがあったら、運転せずにJAF等を呼び整備工場に運びます。
エアコン関係





カビ臭、ヤニ臭等確実なのは
◆脱着してのエバポレーターのクリーニング
(車種によっては比較的楽に出来る場合もありますが、多くの場合大事になりDIYの範疇では無くなります。)
以下はDIYの方法です
◆エバポレーターの乾燥 ★やってみる価値あり!!
この方法は、お金もかからず簡単に出来ます。夏季はエバポレーター部分は結露した水が付着して、雑菌・カビの温床となりますが、夏季でも空調を最大限の暖房に設定して(温度最高、風量最大)10~30分程度放置しておきます。こうすることにより、エバポレーターが高温になり乾燥し雑菌・カビ等にダメージを与えその結果、臭い等もかなり改善される場合があります。まあ、ただで手軽に出来るのでダメ元で試してみてください。
(車等にトラブルは発生しませんが、あくまで自己責任でお願いします)
エアコンフィルター の交換
エアコンフィルター自体にもカビ等が付着して臭いの原因となっていることがあります。ただ、交換して間もない場合は、臭いの原因は他にありあえて交換する必要が無い場合もあります。
(活性炭入りのものがお勧めです、定期的に交換します(1~2年/回))
◆ケミカル用品の使用(非脱着でのエバポレーターの浄化)
車内の空調を作動させた状態で(内部循環)、霧状等の洗浄剤をエバポレーターに付着させ、付着したカビ等の臭いをある程度除去する様なコンセプトの商品が市販されています。分解掃除ではないので、その効果は限定的ですが、定期的に行うことにより、それなりの不快でない室内環境を維持できる事があります。
◇◇◇エバポレーター自体の除菌・浄化を目的とした商品の例◇◇◇
クイックエバポレータークリーナー (★★★★☆4.7(15))
トヨタ系のディラーで使用されているもの。エパポレーターに吸入付着させ除菌・洗浄して最終的にドレインに排出させる。少々手間がかかるが効果は確実の様です。
ドクターデオ エアコン専用 スプレータイプ (★★★★☆4.1(10))
この商品は、吹き出し口からスプレーして除菌、消臭等をするタイプなので、効果は少し弱いかも・・
◇◇◇空調の空気に脱臭剤をのせて車室内に充満させて脱臭させる様な商品の例◇◇◇
車内清潔スチーム消臭銀 超強力タイプ (★★★☆3.9(17))
ドクターデオ スチームタイプ (★★★☆3.5(44))
このタイプは、バルサンみたいに薫蒸させて有効成分を充満させ脱臭するもの。ある程度の効果は期待できるが、エバポレーター自体の浄化にはあまり効果が無いと思われます。
シート類

汗臭等の異臭等シートはお手軽に消臭するならば、最近ソファー等の消臭によく宣伝されている
ファブリーズ 系の消臭剤を用いる
事が考えられます。とりあえずお手軽にと言う場合にはどうぞ。また、シートカバーをして、定期的に洗濯する方法も臭いをシートにしみ込ませない意味である程度有効です。
しかし消臭の基本は原因物質の除去なので、もっと根本的にはやはりシート自体にしみ込んだ臭いのクリーニングが必要と考えます。その場合は専用のクリーナーを用いてクリーニングできます。
シートクリーナー を用いる
ほとんどの物は、スプレーしてそれをふき取るだけです。さらに確実にするならば、追加して水のみスプレ-してそれをふき取れば、洗剤成分の残存も減らせます。臭いに加えヨゴレ等も取れて気持ちの良いシートにする事が出来ます。
フロアーマット類
カビ臭、腐敗臭等の異臭等フロアマット類は、一番下層の元々の車のフロアーマットにたいてい後から追加のマット類を敷いている場合がほとんどです。その場合は、追加のものは車外に出して、掃除機でホコリ等を除き、ニオイ等が気になれば洗剤でゴシゴシ洗います。元々のフロアーマットはサイドシル等にピン等で固定されている場合があります。固定ピン等を注意深く外せば、それも取り外して洗剤等で洗えます。ただ、それをするには結構な手間がかかります。
手軽に出来るのは元々のフロアーマットは外さないで掃除することです。その際は
◆ケミカル用品を使う
シートクリーナー も使えますし内装全般用 のものもあります。
◆茶殻、コーヒーカス、ぬれた新聞紙の使用
家庭内でも使われますが、これらを撒いてそれにヨゴレ等を付着させ掃除します。ただ単に掃くよりも加湿吸着して臭い等も抑える事が出来る場合もあります
フロアマットを取り外さない場合の水を使っての掃除は、元々のフロアー(鉄板)とマットの間に水分がたまりやすく、そのあたりは十分注意して、掃除後の乾燥等は慎重に確実に行いましょう。もし水分が留まると、さらなるカビ等の臭いの発生やフロアーのサビ等にもつながりかねません。
ダッシュボード、ドア、ルーフ等
(内装材)
ヤニ臭等ダッシュボードは樹脂製なので、少量の水をティッシュ等に含ませて拭けば、軽いヨゴレや臭いは取れます。水では落ちないような油性の汚れがある場合は
◆ケミカル用品を使う
ダッシュボード等の樹脂製の内装材のクリーナー 等が市販されています。(漂白成分等が含まれ臭いの低減効果が期待できるものもあります)
ドアの内張りは車にもよりますが水を吸わないような材質ならば、ダッシュボードと同様な方法が使えます。布張り当ならばシートと同じ様な方法が使えます。
ルーフの掃除は、柔軟性のある材質に起毛材質や布等を貼り付けたものが多く、また内装では一番熱がかかりやすい部分でもあり、ケミカル用品を使って掃除する場合は成分が残存しないように慎重に行います。場合によってはルーフにシミが出来たりする恐れもあります。いずれにせよ、ルーフはヤニの沈着がモロにしやすくどうしても気になる場合はルーフ材ごと交換するしかありません。
窓ガラス類


ヤニ臭等窓もタバコのヤニが沈着していると臭いの原因になります。ヤニの場合は水拭きだけでは落とすのが困難なので
◆ケミカル用品を使う事になります。
窓用クリーナー類


クリーニングの道具類(車室内)

掃除機
車内の掃除をするときの定番と言えば、掃除機があります。狭い車内で使うため小さい充電タイプのハンデイタイプを用いる事が多いですが、電源さえ取れれば普通の掃除機(又は12V仕様のもの)を使ったほうが吸引力も強く充電も気にせず納得するまで掃除が出来ます。 対象箇所は車内全般になりますが、室内の小さな小物などがある場合に吸い込まないようにあらかじめ片付けてから作業します。

スチームクリーナー
スチームクリーナーは家の台所等の油ヨゴレ、様々な床面等に強力な殺菌・洗浄効果を発揮します。車の車内では薬剤を使用せずに殺菌も出来るのでにおい対策にもなるといったメリットがある反面、色々な材質の車内での使用は、注意する必要があります。主にシート、フロアマットのダニ対策・消臭、内装のスポット的な汚れ・シミ取り等の掃除に向いています。ヘッド部分のアタッチメントが色々あるので対象物により交換して使います。
掃除機と同じく。移動の車輪がついたタイプとハンディタイプがあります。


・100℃以上の蒸気が出るので樹脂面には長時間スチームをかけない。変形・変質の恐れがあります。(数秒以内)
・あくまで蒸気を吹き付ける機能だけなので(蒸気で浮かしたヨゴレ等を吸引する機能があるものもあります)、その後蒸気で浮かしたヨゴレをタオル・テイッシュ・スポンジ等で吸収してやる必要があります。さらに、使用後ドアを開放にして放置したりして出来れば室内の乾燥を確実にしておいたほうが後々のトラブル(水分によるサビ等の発生)防止になります。
高温の蒸気が出るので狭い室内での使用は、やけど等に十分注意する必要があります。


高圧洗浄機
車の外側(ボデイ、タイヤ等)のクリーニングには絶大な威力がありますが、車内の掃除には不適当です。